素材にこだわる注文住宅
注文住宅建てる際に気を付けないといけないデメリットなのが、ハウスシック症候群の健康被害です。身体の弱い人や、子供、お年寄りは特に注意が必要です。例えば、防虫剤に含まれる有害成分のシロアリ駆除剤、クロルピリホスは動悸やほてりが出ます。フタル酸エステルは、頭痛や目眩がします。家具やフローリング、合板の粘着剤成分、有名なホルムアルデヒドは目への刺激、トルエンは鼻の灼熱感、キシレンは喉の乾燥、断熱材等に使用のパラジクロベンゼンは咳や喘息の憎悪、合成ゴムや樹脂に含まれるダイアジノンはイライラ、不安、鬱を引き起こします。高い買い物をしたにも関わらず、新築の注文住宅にはこんな健康被害が耐えません。
建物の見かけや雰囲気だけにこだわり、身体への影響を考えていない設計の建て方をするのは、問題が山積みです。この様なことが無い様に、最近では、添加物の薬剤を出来る限り抑えた自然素材の住宅が、とても多く販売される様になってきました。メリットはなんといっても、身体への優しさの追求や自然素材の木等の温もりを感じて癒され、深呼吸出来る、リラックスする空間を保てるという点です。家を購入して後悔しない為には、身体や心への影響をよく考え選びたいものです。また、自然素材のデザインは添加住宅以上にナチュラルで柔らかい風合いに仕上がるのでとてもクオリティーが高いです。
またちょっと変わったところでは、ヨーロッパで経年劣化した古民家で築100年以上のものなどが高い金額で売買されるケースもありますが、特徴のある北欧住宅の素材をを生かしてしているようなハウスメーカーもあります。
健康素材やレンガや先にあげた古材など素材にこだわる注文住宅は今注目を浴びているようです。
漆喰で作る注文住宅
漆喰は、城郭や瓦と瓦の間の目地材として利用されています。注文住宅では、様々なオーダーを入れて住宅を作ることができます。漆喰は、水酸化カルシウム(消石灰:石灰とも言います)を主成分とした建材です。外壁の壁を塗ったり、内装の壁を塗ったりする際にも使用されます。漆喰の性質は、調湿機能に優れているため快適な住空間を提供してくれます。左官さんが用いる建材であり、土壁やモルタルの上に鏝を使用して塗っていきます。
通常、「しっくい」は、白い色をしていますが、塗料を混ぜると様々な色を作り出すことができます。色つきの塗料を混ぜて塗るときは、斑の無いようにしっかり材料を混ぜる必要があります。また、材料が少ないと再度同じ色の「しっくい」を作ることはできないと考えたほうが良いので、多少多めに調合して材料を作る必要があります。また、鏝で塗る際にも均一の色合いで塗るのは、かなりの熟練を要します。したがって、「しっくい」の材料を使用して、左官の訓練が行われています。色斑なく塗ることができれば、鏝の利用方法としては、合格と言う意味合いがあります。注文住宅では、白色でなく様々なサンプルを提示してもらい、住空間に合う色合いの「しっくい」を用いることをオススメします。
無添加素材の注文住宅
シックハウス症候群や化学物質過敏症などの原因は、住宅を建築する際に使われる化学ノリが原因であるとされています。
自分で注文住宅を建築する際には、化学ノリなどの化学建材を多用した住宅よりも、無添加素材を使って注文住宅を建築したいと考える人が増えています。
無添加素材とは、漆喰や無垢材、天然石などの自然の素材であることや、化学物質が使われていないことが条件になります。
このような素材を使って注文住宅を建築すると、シックハウス症候群や化学物質過敏症などを予防することができます。
天然の木材や石材を使って建てられた住宅には、木のぬくもりや、ひとつひとつ違う天然石の重厚感を感じることができる住宅になります。
天然の木材や石材は年月を重ねるごとに、深みが増していき味わい深いものにになっていきます。
このことは、化学建材を使用している住宅にはないことで、天然の素材を使った注文住宅ならではのことです。
また、化学ノリなどの接着剤などは経年劣化してしまい、化学建材を使って建築された住宅は、天然の素材を使った住宅よりも耐用年数が短くなてしまうことがあります。
このような天然の素材を使って建築された住宅には、建築費用が高くなるといったデメリットもありますが、それ以上の魅力が無添加素材を使って建築された注文住宅にはあります。